阪神が5日、甲子園球場に隣接する室内練習場で年賀式を行い、16年ぶりのリーグ制覇を目指して始動した。

藤原崇起オーナー兼球団社長(68)は、現在も感染拡大が続いている新型コロナウイルスについて言及。第3波到来と呼ばれ、苦しい期間が続くが「こういう状況は必ず収束をします。そういう風に信じること。これが今一番大切ではないかと、私は考えております」と、力強く語った。同オーナーは続けて「そのためにあらゆる努力を惜しまない。みんなで一緒になって新しいコロナの後の世界に向けても、そして新しいシーズンに向けて頑張ってまいりましょう。その先には必ず阪神タイガースがチャンピオンフラッグを掲げている。そういう形があると私は信じております」。コロナ禍を乗り越えての悲願達成へ、選手たちへ激励の言葉を送った。

今季からタイガースアカデミーのコーチを務める上本博紀氏(34)とプロスカウトを務める岡崎太一氏(37)も年賀式に参加した。上本氏は「心機一転頑張りますので、よろしくお願いします」と、就任のあいさつを行った。