直系の先輩にエールをもらった。早大は5日、東京・東伏見のグラウンドで新年の練習をスタートした。

まずは、東伏見稲荷神社に必勝祈願。新主将の丸山壮史内野手(3年=広陵)は「春、秋と優勝し、日本選手権、神宮大会での日本一をお願いしました」と高い目標を掲げた。

オフ期間の昨年末、母校・広陵にあいさつに行くと、昨季限りで現役を引退した元阪神の上本博紀氏(34)も来ていた。高校、大学の先輩であり、特に早大では同じく主将を務めている。「早稲田の主将として重圧はあると思うけど、その中で自分のことをやりつつ、チームのことに気を使って頑張れ!」と声をかけてもらった。

チームのために、何ができるか。「勝てる集団の中で、率先してやっていきたい」と、練習でも声を出して引っ張った。昨秋に一塁のレギュラーを獲得。リーグトップタイの10打点を挙げ、5年ぶりの東京6大学リーグ優勝に貢献した。今年は再び二塁で勝負する。「セカンドのポジションにこだわりつつ、打率3割と打点にこだわりたい」と誓った。