ヤクルトは5日、都内の球団事務所で仕事始めを迎えた。近日中に1都3県に緊急事態宣言が発令される様相だが、衣笠剛球団社長兼オーナー代行は「3月26日に開幕を迎えるという予定に向かって粛々とすべての作業活動を進めていく」。慎重に準備を進めていく方針を明かした。

政府やNPBの動向をうかがいながらの年始となる。「予定通りにできないことがあったら、そのときに球団として修正をして。試合ができるように臨んでいこうという方向性を明確にした」と軌道修正も視野に入れる。

今年は2年連続の最下位から巻き返しを図る。キーマンには山田、小川、石山ら残留組を挙げた。「誰が欠けてもマイナスからの出発。内川や他の補強がマイナスの穴埋めしてからの補強というと層も薄くなる。全員が残ってくれた上での補強となれば、来てもらった人がプラスの上澄みになる。ぜひ頑張ってもらいたい」と期待していた。