「おかわり君」から「よくばり君」へ、自然体のススメだ。20年目を迎えた西武中村剛也内野手が埼玉・所沢市の球団施設で練習を公開。新人合同自主トレを横目に「僕みたいな体形の子。バッティングを見たら強い球も打ってるし、いいバッターになってくれたらいいなと思います」と、ドラフト1位の渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)を気に掛けた。

体重118キロの“大物”ルーキーへ、巨体を操るコツを求められると「ないでしょう。他人の体のことだし」とひょうひょうと答えたが「動けているんだったら大丈夫」。自身はプロ2、3年目のころ減量を試み、即リバウンドした。「(体形で)苦労していたら、もうやってないんじゃない? 俺」と、ありのままで結果を出してきた。

昨季は右手首への死球もあり、79試合の出場で9本塁打にとどまった。「やっぱり試合に出ないとおもしろくないし、給料下がるし。なんもいいことないんで。レギュラー目指して頑張ります」。おかわり節で意欲をみせた。【鎌田良美】