ソフトバンク松田宣浩内野手(37)が「ギータ」に挑戦状をたたきつけた。25日、福岡・久留米市での自主トレを公開。大ベテランは「今年はギータ(柳田)とホームラン競争をするという大きな目標をもってやりたい」と昨年MVPスラッガーにシーズン本塁打数で上回ることを誓った。

今年でプロ16年目、38歳を迎える「熱男」は、気持ちを高ぶらせる必要がある。昨季は連続試合出場が815でストップ。シーズン連続20本塁打以上は5年で止まり、同100安打以上も10年で途切れた。数字の低下に加え、今季は外野の栗原を三塁にコンバートする構想もあり、松田の定位置は安泰ではない。

「チーム内で争うことは5年連続日本一に向けても大事になる。ポジションだけでなく、誰かと競争するのが大事」

年度別の本塁打数では、柳田が1軍出場し始めた11年から松田が6年連続で「勝利」も、ここ4年では柳田が故障で38試合出場に終わった19年だけだ。もちろん、通算では松田287本、柳田186本と圧勝。「今年自主トレをしていく中で、ギータと競争したい気持ちになった。手応えがなかったら口にしない」と豪語した。

この日は練習施設の近くにある神社で130段の階段上りを7本行った後、グラウンドでも下半身トレーニングをこなした。「野球をする前の体力が大事。それがついたら結果が出る」。柳田とのホームラン競演への強い思いを、三塁のポジション死守につなげる。【浦田由紀夫】

ソフトバンクニュース一覧はこちら―>