DeNAの新人3人が5日、キャンプ初の休日にバーチャルでスキューバダイビングを行った。

ドラフト1位入江大生投手(22=明大)同2位牧秀悟内野手(22=中大)同5位池谷蒼大投手(21=ヤマハ)は滞在中のホテルで沖縄の伝統衣装「琉球衣装」を身にまとい、頭にゴーグルをつけた。ゴーグルの中には、球場のすぐ横に位置する宜野湾のサンゴ礁と魚などの生物が映し出された。

海の中に入った気分を味わうと入江が「泳いでいいの? 泳げる」と琉球衣装のままに平泳ぎの動きを始めた。3人で「すげー海の中や」、「コブダイが右下にいる」、「ニモいるやん」などと言い合い、つかの間の休日を楽しんだ。

入江は「コロナ禍で外出できないが、沖縄気分を味わうことができた。とても満足しています。海なし県(栃木県)出身で海にあこがれがあって、VRで入れたのはうれしい」と喜んだ。

175センチ、80キロと3人の中で最も小柄な池谷は、女性用の衣装を身に着けた。「沖縄の女性になれた気分です。サイズが自分しか入らなかったので。女性に近い顔かな。コロナで外出できない中、とてもリフレッシュできた。いい休日でした」と振り返った。

がっちり体形の牧は、3人の中で、自らが最も琉球衣装が似合っていたと自負した。「沖縄気分を味わえてうれしい。VRは初めて。すごくリフレッシュできた」と話した。

第1クールを総括し、第2クールへの意気込みも語った。入江は「初めてで戸惑いも多かったが、思ったより順調にいった。100点満点。(第2クールは捕手が)座って変化球を投げたい」と予定を立てた。

牧は「テレビで見ていた人とノックを受けたり、打撃練習をして、最初は緊張したし、圧倒されたけど、気軽に声をかけてもらってスムーズにできるようになった。第2クールから質も量も上がる。自分の打撃を貫きたい」と先を見据えた。

池谷は「初日はブルペンで素晴らしい先輩方に受けてもらって緊張した。最終日は少しは慣れた。これから自分らしさをドンドン出したい。気温が高くなるので、体を使って切れを出したい」と話した。

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