オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が16日、ヤンキースから楽天に復帰した田中将との対戦を「楽しみにしている」と“宣戦布告”した。新型コロナウイルス感染拡大予防のため2週間の隔離期間を経て、2月1日から大阪・舞洲キャンプに参加。この日から春季宮崎キャンプに合流した。

具体的な数字は明かさなかったが、減量成功の引き締まった体でナインと再会。「チームが勝つようにしっかり貢献していきたい」と来日2年目の巻き返しを誓った。大きな脅威になるのが田中将が復帰した楽天だ。オリックスは、メジャー移籍前の田中将と27試合で3勝17敗と大きく負け越し。まさに天敵だった。だがメジャー時代のジョーンズは、ヤンキース田中将を14~19年で通算34打数12安打、3本塁打、7打点と苦にしなかった。

「とにかく対戦が楽しみ。彼はどんどん攻めてくるタイプ。やはりいい投手で、そういう素晴らしい投手と対戦するのはどんなときも楽しみ。ひょっとしたら田中選手も対戦するのを待ってくれているのかもしれないですが」と心待ちにした。米国チームに呼ばれ、オリックスの許可が出た場合は東京オリンピック(五輪)で戦う可能性もある。「五輪にもちろん出てみたい」と出場を熱望した。「タナカ、センガ、ノリモト、スガノ…。そういう選手が日本のローテーションに入れば、すごいチームになる」と侍ジャパンにも思いを巡らせた。メジャー282発を誇るジョーンズがマー君の前に立ちはだかる。【堀まどか】