阪神矢野燿大監督は大満足キャンプだ。ドラフト1位佐藤輝が連日、規格外の怪物ぶりを発揮し、高山、藤浪らもMVPに選ぶ大活躍で復活を示した。

ベテラン糸井も意地を見せ、育成の小野寺や、ドラフト8位石井大も猛アピール。ロハスとアルカンタラの新外国人2人はいまだ来日メドが立っていないが、チームを底上げできた手応えがある。矢野監督は「去年もかなりいいと思ったけど、さらに良くなった。100(点)っていうと成長はないからね。今の手応えとしては100に近いような手応えは感じている」とうなずいた。

キャンプ初日に着けたオレンジ色のサングラスを最終日も装着。「そりゃ巨人は意識しているよ」と笑った。ただ、指揮官が目を向けるのはチーム内の戦力強化。「やっぱり自分ら。これはどの競技でも結局、一緒なんよ。やっぱり自分らのレベルを高めていかないといけない」。16年ぶりのリーグ制覇へ。最高の準備を進めて開幕を迎える。【桝井聡】

▽阪神木浪(開幕遊撃奪取に向け)「本当に競争なので。競争に勝たないと試合に出られない。オープン戦でしっかりアピールして、開幕戦に出られるように準備していきたい」

▽阪神ドラフト4位栄枝「先輩からコーチから、もう学ぶことがたくさんあって、プロの世界に入り込めたかなっていうのは一番の印象です。まずは安定して、キャッチャーとして、「こいつ座ってたら大丈夫やな」と、思わせられるようにアピールしていきたい」

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