トレードで巨人から加入したヤクルト田口麗斗投手(25)が、オンラインで入団会見を行った。「新しい生活が始まったなという感じなので、転校生の気分でいます」と笑顔だった。

練習前には古巣のチームメートへあいさつ。ヤクルトの練習Tシャツ姿でコーチ陣と記念撮影を行う場面もあった。

ヤクルトのユニホーム姿については「みなさんに『本当に今日から来たの?』とお声掛けいただいたので、もしかしたらもっと前からいたのかもしれないですね」と笑っていた。

高津監督と笑顔で2ショット写真を撮影し「同じ広島出身の方でもありますし、縁を感じる出会いができたので、高津監督を男にしたいです」と力強く話した。

練習では、石川投手の計らいで小川泰弘投手(30)とキャッチボールを行った。練習の合間にはチームメートと談笑するなどリラックスした表情も見せた。ベンチに戻る際には巨人ファンが座る右翼側のスタンド前を通り、帽子をとってあいさつをしながら引きあげた。

今季の目標について「僕自身、ここ数年、納得いく数字が残っていない。1軍に居続けることがなかなかできていなかったので、最後までローテーションに入って、巨人の連覇を阻止して優勝したいと思います」と意気込んだ。

田口は、広島新庄から13年ドラフト3位で巨人に入団。16年は10勝、17年は13勝を挙げた。通算162試合に登板し、36勝37敗2セーブ、防御率3・49。