中日岡林勇希外野手(19)が、パンチ力と快足で開幕1軍生き残りをアピールした。

5回2死の第2打席で、二保から右中間を破る会心の長打をマーク。自慢の快足を飛ばし、余裕で三塁に到達した。

「カーブ2球のあと、速い球に差し込まれないようにと、高めをうまくかぶせられた。立浪さんと(腰を)浮かせずに打つことをしっかり練習してきて、低いライナーのヒットにつながった」

キャンプではOBの立浪和義臨時コーチ(51)に徹底指導を受けた。抜群の打撃センスを伸ばすために、連続ティー打撃で連日下半身を強化。実戦で結果につながったことを喜んだ。

2月13日に対外試合初戦のDeNA戦で3打数2安打と大暴れしたが、その後息切れ。8試合、打率2割7厘でキャンプを終えた。「今の立場ならギリギリのライン。キャンプ1軍は完走できたので、次の目標の開幕1軍」と目をぎらつかせた。

1学年上の根尾が打撃好調で、遊撃と左翼で併用されている。「根尾さんの方がアピールできている。尊敬しているが、ライバルという部分もあります」。立浪塾生同士の開幕左翼争いが、名古屋に戻ってヒートアップする。【伊東大介】

▽中日与田監督「(岡林は)しっかりとはじき返し、打球速度も速い。期待できる。明日から郡司、笠原、伊藤を2軍に行かせる。(現時点では)2軍からは選手は呼ばない」

▽中日阿部(6回に適時二塁打)「1本出て良かった。(一塁走者の高橋)周平がよく走ってくれた」

▽中日滝野(7回に対外試合初安打の二塁打)「ラストチャンスのつもりで試合に臨んだ。打てて良かった」

▽中日勝野(4回を投げ2被弾3失点)「真っすぐの強さが出ていたので良かった。反省は(本塁打を打たれた)2球。交流戦でも戦うので、頭に入れておかないといけない」

▽中日又吉(1回ピシャリの2奪三振)「直球でファウルを取れたので、強い直球を投げられている。ボールが先行したのが反省です」

中日担当のツイッターはこちら―>

中日ニュース一覧はこちら―>