開幕投手に内定している巨人菅野智之投手が“新・軸球”に手応えを示した。

ヤクルトとのオープン戦に先発し、3回2安打無失点。打者10人に飛球は1個だけで、ゴロアウト、ゴロ安打、三振でリスク回避を徹底した。「初回先頭の塩見も甘めのツーシームで内野ゴロ。ああいう投球ができると自分の中でも楽になる。リスクマネジメントはしっかりとできていると思う」と納得顔で振り返った。

相手打者に的を絞らせない。キャンプ中から改良してきたカーブが、変化自在な投球を支える。2回1死一、三塁の浜田にはフルカウントから外角への127キロカーブで空振り三振。3回1死の太田にもベース板に沈む126キロカーブで空振り三振を奪った。「見ての通り、勝負できるボールだと感じた。軸になっていくんじゃないかと考えている」と最大の収穫に挙げた。