西武の本拠地・メットライフドーム(埼玉・所沢)の改修計画竣工(しゅんこう)式が8日、行われた。3年、約180億円の工事費をかけた大改修を終え、生まれ変わった球場がお披露目した。バックネット裏の地下部分には「アメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジ」が完成。グラウンド目線で観戦できる“VIP”席が誕生した。また、79年の西武球場稼働以来、42年間親しまれた芝生席が座席付きにリニューアルされた。

バックスクリーンに配置される大型ビジョンは、高さが約2倍の約13メートルに拡張。ドーム外には「テイキョウキッズフィールド」や「トレイン広場」など、子どもが楽しめるアトラクションも新設。大きく生まれ変わった新メットライフドームに、式典に出席した後藤高志オーナーは「いろんな意味でイノベーションを施された、1年365日安心、安全の球場。元気、勇気、希望、そして笑顔をお届けしていきたい」と話した。

チームは3月16日に、同球場で広島とのオープン戦を改修後初めて開催。シーズン開幕は同26日オリックス戦を予定している。