巨人の「2番」にめどが立った。20日に楽天田中将から本塁打を放った若林晃弘内野手が、5-4の7回1死、楽天内間の内角に入ってくる変化球を右翼席中段に運んだ。試合を決める2試合連続アーチを含む3安打1打点でオープン戦を終え「いい感覚でここまできていますが、もっともっと頑張ります」と引き締めた。

当初の理想型は1番梶谷、2番坂本の「カジ・サカ」。新型コロナの影響で5番と6番を予定したメジャー通算196発のジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)と同96発のエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)が来日できず、オープン戦では最善の打線を模索。3番坂本、5番丸で収まった。

残る2番に初の開幕1軍を狙う若林が名乗りを上げた。0-3の初回には四球の梶谷を置いて右中間二塁打でつなぎ、一挙3得点を演出した。左右の打席で打率3割を超え、規定打席に3打席届かなかったが打率3割7分1厘、2本塁打、10打点。原監督は開幕戦での「カジ・ワカ」結成には「あんまり種明かししなくたって。期間があるよ」と笑顔で明言は避けたが、埋めるべき最後のピースが見つかった。【浜本卓也】

巨人担当のツイッターはこちらー>

巨人ニュース一覧はこちらー>