26日に開幕するプロ野球。日刊スポーツの評論家、総勢25人が順位予想をしました。佐々木主浩氏のパ・リーグ予想は以下の通り。

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田中将が復帰した楽天を優勝予想に挙げる。開幕投手の涌井、岸、則本昂、ドラフト1位の早川が並ぶ先発ローテーションは、12球団屈指と言える。日本シリーズ4連覇中のソフトバンクがライバルとなるが、「マー君効果」は計り知れない。投手にも野手にも波及するだろうし、田中将の存在がチーム全体を導く。

その田中将だが、実戦を消化しながら、ステップアップしていくメジャー流で順調に調整を重ねた。1戦ごとにテーマを設定し、例えば、6日の中日戦では変化球の軌道や打者の反応を確認。試合の中でスライダーを修正した。試合ごとにフォームも安定し、シーズンに入ればさらにギアも上がる。

先発がそろった一方、救援陣の整備が命運を握る。森、モイネロを中心に、後ろが安定するソフトバンクに対し、層の厚さでは劣る中、メジャー経験もある石井GM兼監督の起用法が注目される。開幕は外国人選手が不在で、浅村を中心に経験のある鈴木大、島内、茂木ら野手陣が援護できるかも重要となる。

セ・リーグ同様に、3位以下は激しい争いになりそうだ。今季はCSのファーストステージから開催予定で、3位を巡る戦いはシーズン終盤までもつれることが予想される。

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