楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)がプロ初登板初先発を6回4安打8奪三振無失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。

プロ初登板初先発での勝利は15年安楽以来球団5人目で、開幕カードでは球団史上初。

立ち上がりからテンポよく腕を振った。初回を3者凡退に抑えると、3回まで1四球無安打無失点。4回には味方の失策と連打で無死満塁とピンチをまねくが、野村、大田を連続三振、樋口を三ゴロに仕留め、切り抜けた。

4回に4点のリードをもらった。6回に1死満塁と再びピンチを作ったが、樋口を三ゴロ併殺に打ち取り、粘りきった。

104球を投げ2四球と制球力のよさを発揮。最速148 キロ の直球、カットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップを巧みに組み合わせ、日本ハム打線を翻弄(ほんろう)した。

ウイニングボールを手に、石井GM兼監督と記念撮影。太田とともにお立ち台に上がり「この日がやっと迎えられて、自分らしいピッチングができたことは、いろいろな方の支えだと思うので、自分を支えてくれた方に感謝しないといけないなと思います」と喜んだ。ウイニングボールは家族に渡したいと話し「ここまで来るのにも、苦しいことだったりつらいことがあっても、めげずに支えてくれた家族がいたからからこそ、この日を迎えられたので、これからもつらいことがあるかと思いますけど、支えてくれればと思います」と感謝の気持ちを言葉にした。

▼ルーキー早川がプロ初登板を白星で飾った。楽天の新人で初登板初勝利は15年安楽以来、6年ぶり6人目。開幕カードで初登板初勝利を記録した新人は開幕戦で救援勝利を挙げた19年甲斐野(ソフトバンク)以来で、先発勝利は開幕2試合目の18年田嶋(オリックス)以来。楽天ではチーム19試合目の11年塩見を抜いて最速となり、開幕カードで達成は球団史上初めて。

楽天担当のツイッターはこちら―>

楽天ニュース一覧はこちら―>