巨人野上亮磨投手(33)が復活を印象づけた。離脱中の菅野の代役として先発し、ヤクルト打線を相手に6回4安打2失点と好投した。

19年10月に左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負って以来、605日ぶりの1軍登板に「今日はいろいろな方への感謝の気持ちを持ってマウンドに立ちました」とかみしめた。最速146キロの直球に105キロのカーブを織り交ぜ緩急を有効活用。コーナーを丁寧に攻めた。

打線の援護がないまま地道にイニングを進めたが、痛恨の1発に泣いた。6回1死一塁、村上への内角126キロスライダーがやや甘く入った。決勝2ランを右翼席最上段に運ばれ「あの1球は悔いが残ります」とマウンドにしゃがみこんだ。黒星を喫したが、原監督は「メリハリの利いたいい投球でした」と評価。今後はファームで、1軍昇格第1候補として調整を続ける。

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