楽天の島内宏明外野手(31)が、10打席ぶりに打点1を積み上げた。1点を追う1回1死三塁。カウント1-1でロッテ左腕小島が投じた3球目、外角の133キロカットボールを逆らわずに流し打ちした。打球はぐんぐん伸びながら左翼後方に飛び、犠飛には十分な距離。ロッテ左翼手の荻野が捕球すると同時に三走小深田がスタートし、駆け足で生還。スコアボードに「1」を点灯させた。

今年でプロ10年目。パンチ力を武器に、17年から19年までの3年間は10本塁打以上を放ち、計35本塁打。昨季はコロナ禍によるシーズン短縮で143試合から120試合になった中で114試合出場。打率2割8分1厘、8本塁打53打点でチームを支えた。

昨季は4番で31試合、5番で69試合、6番で10試合に先発出場したが、3番は1試合のみ。昨季はチーム最多の45試合で3番に起用された主砲の浅村が、今季は不動の4番。そして、試合前までパ・リーグ6位の出塁率4割6厘を誇る島内が、開幕から3番として、17戦連続でスタメンに名を連ねる。さらに、通算54盗塁を誇る脚力も光り、同7位タイの9得点を上げている。「新3番」として、島内の一振りがチームに勢いを与え続ける。【相沢孔志】

楽天ニュース一覧はこちら―>

▽楽天則本昂(6回を6安打9奪三振で1失点) ブルペンから立ち上がりは最悪でした。悪いなりに粘ることはできたと思います。