楽天新外国人野手のブランドン・ディクソン内野手(29)とルスネイ・カスティーヨ外野手(33)が15日、千葉・鎌ケ谷で行われたイースタン・リーグ日本ハム戦で来日初実戦に臨んだ。

「外国人野手コンビ」は先発出場で2打席に立ち、ディクソンは1打数1安打1打点1四球。カスティーヨは1打数1死球だった。イヌワシ打線の起爆剤になるべく、早い1軍合流を視野に状態を仕上げていく。

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初実戦で快音を響かせた。1点を追う4回1死一、二塁。「5番一塁」で出場したディクソンは1ボールの後、日本ハム立野が投じた2球目の内角直球をフルスイング。打球は中堅フェンスに直撃し、同点となる適時二塁打を放ち笑みを浮かべた。「初実戦でしたけど、フィーリングは良かったと思います」。内外野を守れる万能性に加え、19年は米・タイガースで15本塁打の長打力が持ち味。「チームに合流できたことにエキサイトしていますし、チャンピオンになれるように頑張ります」と意気込んだ。

「4番右翼」のカスティーヨは2打席でニゴロと死球だったが、「今はしっかり打席数を重ねて、実戦の状態にしていくのにリズム、感覚をつかむ段階だと思っています」。14年にレッドソックスでメジャー・デビュー。広角に打ち分けられる打撃を武器に、マイナーの3Aで通算467試合、打率2割9分3厘、42本塁打、217打点の結果を残した。「フィジカル的にはよい感じできているので、自分の力をしっかり出して、早くチームに貢献できるようにしていきたいです」。

石井GM兼監督は、2人の1軍合流を最短で「4月中には」と説明。そして「実戦はしばらく積んでいないので、自分の間合いを呼び起こしてほしい」と期待した。期待の新助っ人が、8年ぶりの頂点を狙うチームに上昇気流を与えていく。【相沢孔志】

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