みなさん、ご一緒に! オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(30)が「昇天ポーズ」参加を呼びかけた。

同い年の同僚で親友の近藤の提案で、今季から本塁打を放った後、ベンチ前で右拳を突き上げている。人気漫画「北斗の拳」に登場するラオウに憧れて始めたポーズで「打ったら毎回やりますよ!」と語り、目標はソフトバンク松田の「熱男」や西武山川の「どすこい」に肩を並べること。ただ、まだ浸透しておらず「今は球場でポーズしてるのは僕だけなんで…。みんなでポーズをまねしてほしい。もっと打ちますよ!」と量産を誓った。

ここまでチーム最多の3本塁打。打撃と同じく? ポーズも「試行錯誤しながらこの形に」と改良を重ねる。「立ち位置に気をつけて。確認したら拳が画面からはみ出していたので…」。身長190センチから豪快なスイングを繰り出す一方、中継映像への映りに気を配る繊細さも見せている。

チームは引き分けを挟んで4連敗。「悔しい思いばかり。いつも絶対に勝ちたいと思ってます」。ここ6試合は19打数9安打の打率4割7分4厘、2本塁打と好調。その秘訣(ひけつ)を冗談交じりに明かした。「実は…T(-岡田)さんのディオールの香水を勝手に使ってます。打ててますと言ったら『もっと使っていいよ』って。優しいです。打てなくなるまで使いたいと思います!」。

ラオウが好きな理由は「男っぽい」からで、グラブに有名なせりふ「我が生涯に一片の悔いなし」を刻む。「モテそうな感じの香り」もつけ、色気ムンムンのラオウが「昇天ポーズ」を連発しまくる。【真柴健】

オリックスニュース一覧はこちら―>