東洋大が、中大の開幕からの連勝を6で止めた。橋本吏功外野手(2年=花咲徳栄)が満塁ランニングホームラン。中大は、優勝した72年春以来49年ぶりの開幕7連勝を飾れなかった。

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東洋大が、中大の連勝を止めた。杉本泰彦監督(61)は「今日勝たないと、中大さんが走っちゃうと思っていた。それは阻止しないと。守備のエラーも出たが、今日は東洋の日だった」と振り返った。 橋本吏功外野手(2年=花咲徳栄)の満塁ランニングホームランが、流れを引き寄せた。 3-1で迎えた5回2死満塁、直球をとらえた。打球は伸びてフェンス手前へ。一塁を回ったところで中堅手が弾いたのが見え、加速した。ボールが転々とする間に猛ダッシュし、ヘッドスライディングで本塁もセーフ。高校通算30本塁打だったが、ランニングホームランはなかった。「感触は、けっこうよかった。ランニングホームランは、少年野球以来です」と笑った。3回には2死一、二塁のチャンスで遊ゴロに倒れて追加点を奪えず。5回表の中堅の守備では落球していたが、ミスを帳消しした。 開幕から連勝していた中大を大差で破った。それでも杉本監督は「明日も勝たないとチャレンジ失敗になってしまう。集中して臨みたい」と引き締めていた。

 

▽中大・清水達也監督(開幕からの連勝が6で止まり)「いいスタートが切れたことは確かだが、ミスは出ていた。しっかり守れれば、接戦になっていた」