ソフトバンクは楽天との首位攻防戦に連勝した。先発和田毅投手(40)が6回途中1失点で今季2勝目。40代での複数勝利は球団史上初となった。工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。

-投手陣が好投

工藤監督 和田君も立ち上がりから良くて、しっかりいい調整を毎回のようにできる。難しいことだと思うんですけど、しっかり投げてくれて。相手が則本君という中でも点を取るまで取られない。そういう投球は難しいと思うんですけど、よく投げてくれたなと思います。

-40代では球団初の複数勝利

工藤監督 どんどん勝って、40で2桁勝ったりできる力も十分持っていると思いますので。まずはそこを目指してやってほしい。彼自身の中にも規定投球回数というのがあるのでね。今回はちょっとアクシデントもありましたけど、積み重ねでしか規定投球回数には行かないと思いますので、積み重ねをしてもらって。40代で規定投球回数にいって、2桁勝って、貯金を10個くらい作ってくれたらうれしいです。

-アクシデントの内容は

工藤監督 ちょっと爪のところが少し割れてというところだったので、無理をするのはやめようということで代えました。

-攻撃は確実にチャンスをものにした

工藤監督 今のつながりを見せてくれているところかなと思いますし、取れると思ったときには、しっかりそこに集中力していい連打で得点につながっていると思います。いいつながりを見せてくれたなと思います。

-好投手相手に連勝

工藤監督 そういう中でもしっかりと、投手が多少打たれてもね、打者が粘り強く点を取ったり。投手が抑えていたらしっかり点を取って。そういうところが勝っていく上では大事なことだと思いますのでね。しっかりこれからもこういう戦いができるように頑張っていきたいと思います。

-和田は出血はない

工藤監督 出血ではないです。親指の爪の内側のところがペロッと。肉が見えるくらいのはがれ方ではなくて。次には差し支えないというふうには聞いています。

-初回から飛ばしていた

工藤監督 今回はアクシデントというところがあったので。そこまでのピッチングはね、見事だったと思いますよ。

-泉は登板数が増えているが、疲れは

工藤監督 疲れですか? 大丈夫でしょう。若いですから。3連投とかさせてませんしね。多少はあると思います。それは誰であってもあるのでね。この先、疲れがなかなか取れないようでしたら、ぼくらも考えて、やっていきたいとは思っています。

-打線は2試合連続2桁安打

工藤監督 下位打線からつながりが、というのが一番大きいかなと思います。本当は1番からつながって、3、4、5、6くらいまでで点を取れるのが野球の理想かもしれないですけど。打つだけがつなげるということではないですからね。四球も相手にとってはプレッシャーになる。そういうところもしっかり、今はできているのかなと思います。

-グラシアルが猛打賞

工藤監督 頼れますよ。めっちゃ頼ってますよ。ランナーいるところでチャンスに強い栗原君もいるし、柳田君はしっかり四球を取れるし。後はデスパくらいですかね。昨日打ちましたけど。

-和田は球数も少なかった

工藤監督 5回に結構飛ばしていたので。本人の中でも「この回だけは」という思いがあったみたいです。6回は、それがどんと出ちゃう可能性はあったので、投手の用意はしていました。力尽きるわけではないですけど、一気にエネルギー使っちゃうと、次出ないという可能性もあったので。アクシデントという形になりましたけどね、嘉弥真君と泉君にしっかりやっておいてもらいました。

-救援陣が安定している

工藤監督 リリーフ全体は完璧ですよ。出すピッチャー出すピッチャー、頑張ってくれてね。そりゃ打たれるときもありますけど、抑えている確率がすごいです。彼らを出しておけば、ほぼ安心して見ていられるようになってきましたし。後はいい調整をね。負担をかけるときもあるでしょうけど、かけないときもうまく作りながらうまくやれたら。頭の中でシミュレーションしながら、次の3連戦に向けてやっていけたらと思います。

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