楽天田中将大投手(32)が8年ぶりに本拠地仙台のマウンドに帰ってきた。

22日、楽天生命パークでの先発投手練習に参加。今季2度目の先発登板を予定する24日西武戦(楽天生命パーク)へ向け、同球場のマウンドで投球練習を行った。

雲ひとつない青空の下、背番号18のホームユニホームを着用。半袖姿で小山投手コーチに左右それぞれの打席に立ってもらいながら、全球種を試投。「ウッシ!」と力を込めながら、41球を投じた。

打席に立った小山コーチは「最初は探りながら投げていましたけど、終盤は力のある球を投げていましたし、スライダーの間違いはなかったんじゃないかなと思う」と感想を口にした。

同球場のマウンドにユニホーム姿の田中将が投球を行うのは、日本一となった13年11月3日、巨人との日本シリーズ第7戦以来。当初は開幕2戦目の3月27日日本ハム戦で本拠地登板を果たす予定だったが、右ヒラメ筋損傷により回避。当時とマウンドも硬く変化しているが、小山コーチは「特にそこは。ブルペンも硬いですし、そこでずっと投げているので特に何か心配することはなかったです」と話した。

今季初登板となった17日日本ハム戦では、故障からぶっつけでの実戦復帰なども考慮され、80球前後に球数を制限。5回3失点で黒星を喫した。24日西武戦では100球前後を予定する。小山コーチは「前回は3週間空いての登板。ゲームでの出力はゲーム数をこなしていけば上がってくると思う。あさってを含めて2、3試合こなしていければ完璧に近い状況になると思います」と見通しを示した。