巨人は25日の広島戦(東京ドーム)で、医療ITC事業を展開する株式会社アルムと共同でスマートフォンアプリとPCR検査などを組み合わせた新たな感染対策「MyPass」を実施した。

「MyPass」は健康サポートアプリ「MySOS」に体温や体調の変化を入力し、検査キッドを使って自分で行う新型コロナウイルスの抗体検査の結果などと合わせてPCR検査の対象者を抽出。対象者にはPCR検査で感染の有無を確認してから、試合を観戦してもらうという取り組みだ。

同日のチケット購入者にメールで希望者を募ったところ572人が参加を希望し、109人がPCR検査の対象に抽出された。PCR検査は22日から24日の間にアルムが提供する都内の検査施設で実施し、期間中に受けられなかった人がこの日、東京ドームの敷地内の検査会場で抗原検査を行った。事前にPCR検査を受けた66人、当日抗原検査を受けた8人は全員陰性だった。

4都府県に緊急事態宣言が発出される中、この日は政府から告知期間が短く、混乱が生じる可能性があるとして、有観客での開催が認められていた。