阪神佐藤輝明内野手の甲子園有観客試合での「4番・三塁」お披露目は雨に流れた。4番で打率3割3分3厘、2本塁打と結果を残すルーキーに矢野監督は「まだ4番だとは思っていないよ全然」とあくまで“4番目の打者”であることを強調。一方で「今のメンバーを見ていく中で、テル4番でいいんじゃないかなっていうものを見せてくれている」と評価した。

セ5球団との対戦が3カード目に入った4月30日の広島戦以降、8試合で29打数11安打、打率3割7分9厘。三振は「7」と減少傾向にある。5試合で4番を務め2本塁打を放った。井上ヘッドコーチは「ストライクを振る、ボール球を見逃すということだけを集中してやりなさいと言っている」と指導内容を明かした。「当てにいくようなバッティングをあいつにはしてほしくないから」とフルスイング継続を指令。聖地ファンの前で、豪快なスイングに期待がかかる。