亜大が立正大に連敗、通算6勝6敗として全日程を終えた。

昨秋の優勝校は3位の成績で終わった。開幕から調子が上がらないまま、最終週を待たずに優勝争いから脱落した。生田勉監督(54)は「開幕から2カ月、なんとか上手になろう、とやってきた。それが今年はうまくならなかった。こんなことは初めてです。指導者の責任です」。まるで最下位に沈んだようなコメントだった。

亜大野球といえば、打てないときも粘って四球を選びバント、盗塁などの小技で接戦をものにしてきた。それが今季は四球を増やすことができず、逆に三振が多くなるありさまだった。

後藤貴大主将(4年=神戸国際大付)は「4年生が足を引っ張っている。投手が頑張っても野手が0じゃ勝てない。できなかったことを反省して、秋に向かいたい」と神妙に話した。