パシフィックリーグマーケティング(PLM)社は17日、米ベンチャー投資家で京都大学特任准教授でもある山本康正氏がテクノロジーアドバイザーに就任したことを発表した。PLMは「プロ野球の新しいファンを増やす」というミッションを遂行していくため、シリコンバレーを始めとする米国や日本国内の最新テクノロジー動向に詳しい山本氏に白羽の矢を立てた。

同氏は東大で修士号取得後、三菱UFJ銀行ニューヨーク米州本部に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得し、修士課程修了後に米グーグルに入社し、フィンテックや人工知能(AI)ほかで日本企業のデジタル活用(DX)を推進。自身がベンチャーキャピタリストでありながら、日本企業やコーポレートベンチャーキャピタルへの助言なども行っている。

山本氏は「私自身の米国での経験より、日本のスポーツ界において、テクノロジーを使ってファンエンゲージメントを高めることができるチャンスは多いと感じていました。今回このような機会をいただきましたので、プロ野球やパ・リーグファンの熱狂をさらに盛り上げる取り組みを一緒に考えられればと思います」とコメントした。

PLMの根岸友喜代表取締役CEOは「顧客や業界、株主の課題をどう解決するかを常に考えて行動しています。その中でも弊社の強みであるデジタルマーケティングの領域において、テクノロジーを利活用して、世の中に新しい価値を創出する余地はたくさんあると考えています。テクノロジーとビジネスを結びつけるプロフェッショナルである山本さんにアドバイスをいただきながら、これからも弊社のミッション遂行をしてまいります」と話した。