阪神の投手指名練習が17日、甲子園室内で行われ、19年ドラフト1位で今季2年目の西純矢投手(19)が合流した。18~20日に甲子園で行われるヤクルト3連戦中の先発が予想される。登板が実現すれば、公式戦1軍デビューとなる。西純の今季ここまでの歩みは次の通り。

◆2月 高卒2年目で初めて1軍キャンプに参加し、初日ブルペンでは153球を投げ込んだ。今季初実戦の4日紅白戦で先発を任され、2回2安打無失点。4番大山に対して、クイックでタイミングを外し、空振り三振を奪う場面もあった。9日には対外試合初戦の日本ハム戦で先発し「開幕投手」を務めた。3回3失点だった。1軍キャンプでは最年少で完走。対外試合3試合に登板し、9イニングで8安打6失点と経験を積んだ。

◆3月 オープン戦では9日広島戦で先発し、5回4失点で勝ち投手。17日西武戦では6回から4イニングを投げ3失点だったがセーブを記録した。

◆3月中旬以降 2軍で登板。6試合すべてで先発し、2勝1敗で防御率は3・44で規定投球回到達者では斎藤の3・25に次いでチーム2位。登板5試合連続で本塁打を浴びるなど、被本塁打6は規定投球回到達者ではワースト。