DeNAが今季最多5発の本塁打攻勢で大勝した。2回に宮崎の5号2ランで先制。「打ったのはカットボールです。後ろにつなぐことを意識して打席に向かいました。少し詰まりましたが、風のおかげで入ってくれました」。大和も1号ソロで続いた。「完璧です! とにかくストレートを捉えることを意識して打席に向かいました。しっかり捉えることができ良かったです」。あっという間に3点をリードした。

4回にはソトが左中間へ6号2ランを放った。「完璧に捉えることが出来ました。ストライクゾーンに来たら積極的にいこうと決めていました。最高の結果になってくれて良かったです!」。左中間へ飛距離132メートルの大きな当たりに笑みがこぼれた。

5回は佐野が「後ろにつなぐ気持ちで打席に向かいました」という5号2ラン。さらにソトが、2打席連続の7号2ランを放った。日本語で「チョースゴイ。カンペキ」と話した後「追い込まれていましたが、とにかく自分のスイングで捉えることを意識していました。追加点を挙げることができうれしいです」と喜んだ。

DeNAの1試合5本塁打は、昨年8月1日阪神戦(甲子園)で、ソト、大和、佐野、宮崎、梶谷以来。巨人に移籍した梶谷以外は、この日と同じメンバーだった。

交流戦の開幕に合わせ、試合前からハマの番長が動いていた。三浦大輔監督は、2番に捕手の伊藤光を起用した。チームで2番捕手のスタメン起用は、07年相川以来14年ぶり。投手コーチは、ブルペン担当だった川村コーチをベンチに入れ、木塚コーチと入れ替えた。借金17から逆襲に転じるため「交流戦は(上位との差を)一気に縮められる可能性がある」と話していた。動いて、流れを呼び込んだ。【斎藤直樹】

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