<日本生命セ・パ交流戦:巨人4-4西武>◇1日◇東京ドーム

巨人の4番史に、岡本和真内野手(24)が名を連ねた。「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦。4回1死、2試合連続となる15号先制ソロで、歴代7人目となる、巨人の先発4番の通算100号に到達した。

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巨人岡本の4番での100号アーチは、師匠の西武中村の前での公式戦初アーチだった。シーズン0本塁打に終わった17年オフ。「何かを変えないといけないんです」と関係者を介し、中村との自主トレがスタートした。ともにシャイな性格で、練習中の口数はほんのわずかだが、毎年、新たな引き出しを伝授され「中村さんはマジですごいです。僕にとって、神様です」と尊敬し、感謝する。

年に1回の「おかわり塾」は、昨オフで4回目を数えた。一昨年の自主トレでは自身初の「本塁打王」を目標に掲げ、有言実行。昨年は中村から「打倒岡本さん」と意識? され、岡本は中村のキャリアハイの48発超えを掲げた。今季は開幕から本塁打が出ず、中村が先に1発。「すごいっす」と映像を目に焼き付け、9日後の自身15試合目で初アーチを刻んだ。現在、約40発ペース。もっと“おかわり”する。【久保賢吾】