楽天鈴木大地内野手が懐かしの神宮で決勝打を放った。同点の5回1死二塁でヤクルト・サイスニードの高め直球を左前へたたき返し、直前に二盗に成功していた小深田を迎え入れた。「つなぐ意識もありましたけど、もちろんかえしてやろうという気持ちで入った。いい当たりだったのでうれしい」とヒーローになった。

神宮は東洋大時代に主戦とし、在学中4度全国制覇した思い出の地。「ずっと使っていたからかもしれないけど、すごく好きな球場。思い出しますね。学生時代からお世話になっているスタッフさんもいるし」。初回は二塁打、4回には四球出塁して1点目のホームを踏んだ。神宮3連戦は12打数6安打2打点の打率5割に上った。

交流戦に入り「成績とか考えず、リセットして入れている。気持ちの面で余裕ができているかなと思う」と、これで4試合連続マルチ安打。チームも3カード目で初めて勝ち越し、5月21日以来の単独首位に立った。【鎌田良美】

▽楽天石井GM兼監督(同率1位だったソフトバンクが敗れて単独首位に)「まだ早い。全然早いですね」

▽楽天滝中(5回2失点で自身3連勝の4勝目)「状態は良くなかったですけど、足立さんと相談しながら最低限粘れたと思う」