阪神矢野燿大監督(52)がしびれる試合を振り返った。
2-2で迎えた9回に代打原口が勝ち越しタイムリーを放った。指揮官は「フミ(原口)に助けられた試合」とたたえた。
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-原口がいい仕事をしてくれた
もう、いくしかないというところでね。原口が、この重たい空気を一掃というか、まあしてくれたので。本当に助かった、本当に大きな一打。フミに助けられた試合やね。
-梅野の打席だったが、原口の勝負強さを買った
いろいろ、俺のなかで考えはあるけど。うん。
-原口の勝負強さ
代打というところでは一番慣れているし、経験も豊富やし、そういう準備も技術もある選手なんでね。フミがアカンかったら仕方ないというふうに諦められる選手だと思っています。
-西勇の投球内容
ユウキらしく投げてくれたし、ピンチの数が結構多かったんでね。粘ってくれたんだけど、最後はオレの中ではサダ(岩貞)に何とか1人、頑張ってもらいたいというところやったけど。サダにしっかりしてもらいたいなというね。今は左も少ないし、あいつ頑張ってくれるというところで、流れを止めてくれるということが、チーム中でも大きなところなんでね。
-藤浪、馬場が嫌な流れを切ってくれた
それがあったからスアちゃんもそうやし。晋太郎から馬場、スアちゃんとみんな0で帰ってきてくれたからこそ勝てたんでね。今は中継ぎもなかなか形が決められないような状態になっているんで。そういう中で1人1人の状態が上がっていって何とかそういうところに入っていってくれたらというところで、晋太郎、馬場、スアちゃんっていうのはそういう形っていうのは今はコレかなと思っているけど。
-打線は5番に佐藤輝。ジグザグ狙い
まあそれもあるし、俺の中では他にも(ある)、うん。
-ビジター6連戦の初戦で弾みがついた
勝ったけど、ミスもあるしねえ。課題というか、そういうところもあるし。勝ったから良かったということだけではできないけど。まあそれでも勝てたということはもちろん大きいし、この勝ちをつなげるというのも大事なことなんで。何とかつなげたいなと思います。