左足首の靱帯(じんたい)損傷でリハビリ中のソフトバンク千賀滉大投手(28)が17日に行われる九州アジアリーグ、火の国サラマンダーズとの3軍練習試合(タマスタ筑後)で実戦復帰することが12日、分かった。

この日は負傷後初めて同施設で3軍のシート打撃に登板し、60球を投げて安打性の打球は2本。最速156キロを計測した。見守った斉藤リハビリ担当コーチは「(問題は)ないですね、投げることに関しては。順調にきている」と語り、17日の実戦登板を明らかにした。50球前後をめどに投げるという。

スライダー、カットボール、カーブなど変化球のキレも抜群で、千賀は「けが明けにしてはぼちぼちかなと。今日はブルペンの延長線上で投げたくらいの形。ここからもう少し(球数の)量を増やしてみたいな感じだと思います」と感触を語った。昨季は最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手3冠」に輝いたエースは、今季初登板だった4月6日の日本ハム戦で左足首をひねって緊急降板。翌7日に出場選手登録を外れ、後に復帰まで2~3カ月の見込みと診断された。

また、右手指の骨折でリハビリ中の高橋純平投手(24)も16日の3軍練習試合、西部ガス戦(タマスタ筑後)で実戦復帰する予定。この日はシート打撃に登板し40球を投げて、安打性の打球は1本、最速は147キロだった。