左肩手術から復活したDeNA今永昇太投手(27)が今季初、昨年8月8日以来、309日ぶりの白星を挙げた。抑えの三嶋からウイニングボールを受け取り「4試合目の登板でそろそろ勝ちがつくと落ち着けるかなと思っていた。勝ちがついて、野手の皆さん、リリーフの皆さん、キャッチャーの伊藤光さんに感謝しています」と話した。

7回1死から万波に二塁打を浴びると、ギアを上げた。8番石川亮を5球連続の直球で中飛。代打大田を147キロの直球で空振り三振。「自然と力が入る場面だった」と声をあげ、グラブをたたき、走ってベンチへ戻った。

「スライダーがあまりよくなかった」と、最速149キロの直球に最遅111キロのカーブを交えるなど緩急を使った。2回に万波にプロ初アーチの同点弾を浴びた。3回に味方打線が2点を勝ち越し。4回に2死一、三塁で再び対戦すると、3球連続の直球で空振り三振を奪った。

これでチームは交流戦を07年以来球団史上最高の3位で終えた。エースが完全復活し、最高の形でリーグ戦に戻る。

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