ロッテからトレードで加入した中日・加藤翔平外野手(30)が移籍初打席初球初アーチでデビューを飾った。

「8番・右翼」でスタメン出場。2点を追う3回裏、1死走者なしで迎えた初打席で、ヤクルト先発石川の初球を見逃さなかった。内角高めの123キロスライダーを左翼スタンドに運んだ。

ロッテ時代のプロ入り1号は新人の13年5月12日、楽天戦で史上2人目のプロ初打席初球アーチという劇的デビュー。当時ロッテ監督として、劇的デビューの目撃者だった中日伊東ヘッドコーチは「石川みたいなタイプの投手にはタイミングは合うと思っていたし、打つような予感はしていた。守備もしっかり守れていた。今日の1発で加藤自身、改めてドラゴンズの一員になった気がするだろうし、加藤にとっても良かった。レギュラーを取るつもりでやって欲しい」と、話した。