楽天が2年ぶりの5連敗でオリックスに同率首位に並ばれた。相手先発宮城に封じられ、今季3度目の完封負けを喫した。

2年目左腕の巧みな投球術に翻弄(ほんろう)された。140キロ前半から中盤の直球、スライダー、カーブ、チェンジアップの組み合わせにタイミングが合わない。7回までは4安打で二塁すら踏めなかった。8回に先頭銀次の左前打などで2死一、二塁と好機をつくったが、鈴木大が二ゴロに倒れた。

宮城と同じく新人王候補に挙げられる先発早川は、5回まで5安打を許しながら無失点としたが、6回にモヤ、ロメロの適時打などで3失点と崩れた。

楽天の5連敗は10連敗を喫した19年7月8日オリックス戦以来2年ぶり。宮城には前回対戦の4月4日も8回無得点に終わっており、計16回無得点となった。

以下、石井GM兼監督一問一答

-2年ぶりの5連敗

1点もとられなければ負けないし、1点もとれなければ勝てないので。そこのバランスというのがあまりよくないのかなと思います。そこはしっかりと調整して合わせていってリズムに乗って行ければなと思います。

-早川は6回3失点

まあそこそこ彼らしいピッチングができていました。6回は彼はエースを目指しているので、そういう目でこっちも見ているので、何とか最少失点でしっかりと帰ってきてほしいなと思っていますし、今後に関しても引き続き、そこはしっかりと最少失点で帰ってくるというピッチングを望んでいます。

-打線は8回に好機をつくるも無得点

言っているように1点もとれなかったら勝てないので。なかなか打線の方も振るわない中、しっかりとディフェンスでバランスをとっていかないといけない今は時期なのかなとは思っています。

-2年目の相手先発の宮城に封じられた

何年目かはあんまり関係ないので。プロはプロなので。そういう意味では本当に素晴らしいボールを投げていたので、何とか攻略というところを糸口を見つけられればよかったんですけど、うまく緩急でかわされてしまったかなと思います。

-「がんばろう東北シリーズ」は2連敗。明日が3戦目

「がんばろう」というよりは「お前らががんばれ」という話だと思うので、僕たちがそこをしっかりと試合の中で結果として皆さんに元気を与えられるような、もらうだけじゃなくてね、しっかりと皆さんにスカッとした勝ちというのをお見せしたいと思いますので、何とか明日は勝っていきたいです。