DeNA坂本裕哉投手(23)が29日の中日戦(神宮)で、前回登板の悔しさをぶつける。前回登板の20日広島戦(東京ドーム)は、勝ち投手の権利を目前とした4回2/3で降板した。

味方打線から8点の援護点を受けながら、5回に4失点した。「(降板は)もちろんすごく悔しかったです。あのイニングで崩れてしまったのが自分の弱さ。しっかり反省して、今後の野球人生に生かしていこうと思う」と話した。

悔しさはあっても、降板には納得していた。「代えられてもしょうがないところ。あのイニング、先頭にホームランを打たれて、あの1点で切り替えられれば良かった。あそこでずるずるいってしまった。自分のせいだと思う」。先頭の石原に右本塁打を許したが、そこで気持ちを切り替えられなかった。その後に3連打を含む4安打を打たれ、今季2勝目の権利まであと1死としながらも、2番伊勢大夢に交代となった。

前カードの阪神戦では、浜口遥大、阪口皓亮、大貫晋一と3試合連続で先発投手が勝利投手となり、チームは今季初の同一カード3連勝を決めた。「刺激になった部分あったし、チームもいい流れに乗った。自分もその流れに乗ってチームを勝たせられるようにしたい」。今季初の4連勝へ向け、先発の意地を見せるつもりだ。【斎藤直樹】