楽天田中将大投手が最善を尽くすも、5敗目を喫した。

2回に先頭王柏融に四球。野村、渡辺の連打で1点の先制を許した。今季初の1試合3四球と細心の注意を払い、3回以降は1安打無失点。7回3安打1失点で今季3度目のハイクオリティースタート(7回以上自責2以内)を達成も報われなかった。援護率は2・31。日本ハムには今季3戦3敗で、同一カードのシーズン3敗は08、09年西武戦に次ぎ12年ぶり3度目。「(6回4失点の)前回登板を踏まえてやったことを出せた」と手応えを示した。

変わり身を見せた。真ん中や一塁側を主に踏んでいたプレート位置を最も三塁側へ寄せた。左の内角、右の外角へのカットボール、スライダーに角度がつき、8三振中6個の決め球がスライダー。「どういう意図を持って投げたかが大事。うまく相手のバランスを崩せた」。自身から始まったチームの連勝は4で止まった。役割に徹し、勝利への可能性を高め続ける。

▽楽天石井GM兼監督(7回1失点も5敗目の田中将大に)「終盤まで諦めない姿勢で戦えたのも田中の投球があったから。勝たせたかったというより、みんなが勝ちたい。田中だけが勝ちたいんじゃない。明日切り替えてしっかりと戦っていきたい」

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