広島玉村昇悟投手が、7回7安打1失点の好投でプロ2勝目を挙げ、本拠地初勝利を飾った。初対戦の阪神打線を相手に、毎回走者を背負いながらも、最速145キロの直球とスライダー、ツーシームなどで打者の内角をえぐり、凡打の山を築いた。三度目の正直で本拠地1勝目を手にした左腕は、鈴木誠とともに上がったお立ち台で「たくさんのファンの前で勝利を挙げることができてうれしい」と喜んだ。

高卒2年目ながら安定感は抜群で、ここ4試合は先発ローテの一角を守り、力投を続けている。玉村は「試合を重ねるごとに丁寧には投げられるようになってるとは思います」と手応えを口にした。今季阪神戦の連敗を「5」でストップさせた左腕に佐々岡監督は「1勝して落ち着いたところもあると思う。しっかり腕を振った中で自信を持って投げ切れている。ナイスピッチング」と絶賛した。

▽広島菊池涼(1点リードの2回2死満塁から、出場10試合ぶりの打点となる左前への2点適時打)「得点圏で久しぶりに打つことができてよかったです」

▽広島西川(3点リードの2回2死一、三塁から、2試合連続打点となる中前への適時打)「“いてまえ打法”でいきました」

▽広島フランスア(今年3月の右膝内側半月板部分切除の手術から復帰後本拠地初登板で、6点リードの9回に登板し、1イニング無失点)「ゼロに抑えられてよかった。ファンの声援が聞こえてうれしかったです」

【関連記事】広島―阪神詳細スコア

【関連記事】広島カープニュース一覧