旭川に拠点を置くバレーボールVリーグ男子2部のヴォレアス北海道の後藤万澄(25)が、始球式で「夢」をかなえた。

ヴォレアス北海道のユニホームを着用して登場。ノーバウンドも、大きく高めに浮いたボールを投じ、球場表示で107キロを計測した。「気持ち良かったです。野球に区切りを付けられました」と特別な思いを抱いての大役となった。

バレーボールを始めるまで、10年間野球を経験。米沢中央高(山形)では硬式野球部で2番手投手を務めていた。仙台大学に進学後、本格的にバレーボールの道を進んだ異色の経歴を持つ。「プロの舞台に立てたのは良かったです」と満足げだった。