西武松坂大輔投手(40)が今季限りで現役引退することが分かった。横浜高で甲子園を沸かせ「平成の怪物」と呼ばれ、99年西武入り。大リーグではレッドソックス、メッツなどを経て、15年にソフトバンクで国内に復帰した。その後は中日から20年に古巣・西武に戻ってきたが、1軍登板は0だった。日米通算170勝を挙げた球界屈指の右腕がユニホームを脱ぐ。

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松坂と同い年(1980年度生まれ)の選手にはプロ入りする逸材が多く、「松坂世代」と呼ばれた。残る現役選手はソフトバンク和田のみとなる。主な松坂世代の選手は以下。

◆藤川球児(高知商→阪神→カブス→レンジャーズ→独立リーグ高知→阪神) 20年引退。日米通算811試合(日本782、メジャー29)61勝39敗、245セーブ、164ホールド、防御率2・18。

◆杉内俊哉(鹿児島実→三菱重工長崎→ダイエー=ソフトバンク→巨人) 18年引退。通算316試合142勝77敗、防御率2・95。

◆新垣渚(沖縄水産→九州共立大→ダイエー=ソフトバンク→ヤクルト) 16年引退。172試合64勝64敗、防御率3・99。

◆久保裕也(沖学園→東海大→巨人→DeNA→楽天) 20年引退。506試合54勝37敗、37セーブ、113ホールド、防御率3・45。

◆木佐貫洋(川内→亜大→巨人→オリックス→日本ハム) 15年引退。215試合62勝72敗、10セーブ、防御率3・76。

◆村田修一(東福岡→日大→横浜→巨人→独立リーグ栃木) 18年引退。1953試合、打率2割6分9厘、360本塁打、1123打点。

◆後藤武敏(横浜→法大→西武→DeNA) 18年引退。618試合、打率2割5分4厘、52本塁打、184打点。

◆森本稀哲(帝京→日本ハム→横浜=DeNA→西武) 15年引退。1272試合、打率2割5分9厘、33本塁打、267打点。

◆小谷野栄一(創価→創価大→日本ハム→オリックス) 18年引退。1394試合、打率2割6分4厘、71本塁打、566打点。

◆小池正晃(横浜→横浜→中日→DeNA) 13年引退。810試合、打率2割4分3厘、55本塁打、189打点。

◆矢野謙次(国学院久我山→国学大→巨人→日本ハム) 18年引退。759試合、打率2割6分2厘、29本塁打、153打点。