「6月度大樹生命月間MVP賞」が7日発表され、阪神青柳晃洋投手(27)が初受賞を果たした。

5月度は佐藤輝、スアレスがともに初受賞しており、阪神から2カ月連続の選出となった。

開幕から先発ローテーションを守る青柳は、6月の登板試合で4戦4勝。全てで7回以上を投げ2失点以内に抑え、防御率は1・20と抜群の安定感を見せた。「本当にうれしいです。僕の中ではすごい出来過ぎな成績かなと思います。4勝したというのは僕だけの力じゃなく、野手が打ってくれて守ってくれてというところがあるので」。プロ6年目で初の月間MVPに喜びながら、仲間に感謝した。

6月のベストゲームを聞かれると「すべて」と返答。「(相手投手が)本当にエース級の人だったので。そういう人たちに投げ勝てたっていうのが、すべてベストゲームかなと思います」。楽天涌井、中日大野雄ら、エースクラスの投手に投げ勝ち、チームの首位に貢献した。

「交流戦明けからずっとカード頭、火曜日任せてもらったりというところは、すごく意気に感じて投げられてるのはありますね」と頼もしい。現在リーグトップタイの8勝。防御率1・83、勝率8割と3冠に輝く。「僕の気持ちはずっと13勝、年間で勝つというのが目標だった。最多勝というのは毎年狙ってますけど、今年も狙ってます」。目指す高みへ、悲願のリーグ優勝へ、まだまだ勝ち続ける。