全パの日本ハム上沢直之投手(27)が、自虐たっぷりにお祭り舞台を楽しんだ。5回、3番手で登板。先頭の広島菊池涼から4者連続で安打を浴びて2失点。2イニング目にはまたしても菊池涼に左越え2ランを浴びた。2回を投げ6安打4失点。「ストライクが入れば。四球を出さなかったことが良かった」と笑った。

降板後は首から滴る汗を拭いながら苦笑いも、3年ぶり2度目の球宴の舞台を笑顔で楽しんだ。「ストライクが入ればいいと思った」と繰り返し「結果はもう、あまり正直気にしていなかったです。打たれても盛り上がるし。四球だけは誰も盛り上がらないので。シーズンだったら別ですけど」とユーモアたっぷりに振り返った。

球宴での目標だった「友達づくり」には1歩前進した。「僕から(話しかけに)いきました」と侍ジャパンの西武平良や今井と親交を深め、体の使い方など技術的な部分を学んだ。「(第2戦の)明日は、ほぼお手伝いさんなので。友達づくりが出来そうな感じがします」と心躍らせた。

この日は近藤が体調不良で欠場したため、日本ハム勢では唯一の出場となった。「今日は引き立て役に回ったので(第2戦では)ファイターズの人が活躍してくれます」と予告。お祭り舞台を盛り上げたあとは、後半戦でエースとして一肌脱ぐ。