後半戦の秘密兵器は虎の高梨!? 阪神の4年目石井将希投手(26)が甲子園で行われた1軍練習にエドワーズ、小林らとともに合流。

投内連係や投球練習で汗を流した。27日からのエキシビションマッチで登板の見込みで「結果を出すことが一番だと思う。打者を抑えてしっかりアピールしていきたい」と意気込んだ。

昨季は悲願の支配下登録をつかみ取り、念願の1軍初登板も経験。昨秋には希少性を求め、上手投げからサイドスローに転向した。今季は1軍登板はないが、2軍戦で中継ぎとして23試合に出場し、計15回2/3を投げて防御率2・30。巨人高梨、日本ハム宮西らの動画でも研究を重ね「今は自分の形ができている」と胸を張る。

虎のブルペンも再整備が進む。20歳左腕及川の先発挑戦が決まるなど、狙う枠はある。矢野燿大監督(52)も「もちろん左はほしいところ。チャンスはある」と期待する。石井将は「何度もチャンスをいただける立場ではない。少ないチャンスを自分でつかんでものにできるように頑張りたい」。背番号93の変則左腕が、大きな武器になる可能性はある。【桝井聡】