阪神は5日、甲子園球場で全体練習を行った。一時帰国し自主隔離期間を経て、ラウル・アルカンタラ投手(28)、ジョー・ガンケル投手(29)が、この日チームに合流した。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

-ガンケルとアルカンタラが合流した

まあいい顔で。ガンケルも、家族に会いたいとはすごく言っていたし。そういうところではかえしてあげることもできたんで。すごく喜んでもらったんで、本人も気持ち的にリフレッシュできたという感じだったんで。まあ、隔離があるから体調のこととかは、これから、また動いていかなわからんけど。ある程度、間に合うんじゃないかなというぐらいの期間はあるので。ガンケルに関しては、そこは調整していきながら。まあ、その中でも、なんかあったら対処するしかないかなと思っているし。アルカンタラに関しては、中(継ぎ)に入ってやってもらうということは、今日、また伝えたんで。そこに合わせて調整をどうしていくか、ということをやっていってもらおうかなというところなんで。

-動きはこれから見ていくことになる

まあまあ。動いてないからさあ。そんなガンガン動くわけにもいかんし。やれる範囲の中のことやから。まあ、徐々にやっていくしかないし。(4日にチームに合流した)ロハスに関しても、近いところで実戦に出て、仙台(8日から楽天と3連戦)は行けるという体調やったら連れていこうかなと思っている。

-ガンケルは仙台で登板か

それは…。投手は無理やろう。投手と野手とでは違う。アルカンタラに関しては短いイニングだったら投げられる可能性はなくは、ないけど。

-無理させられない

こっちとしては無理してほしい部分はあるけど。ある程度は段階を踏んでいかないと。

-前日4日オリックス戦で途中交代した中野は大事を取った

今日も中でちょっと打ったりしてるんちゃうかな。全然ダメとかそんな感じはないんでね。こういうエキシビション的な感じなんでね。シーズンであれば、今の状態でも試合に出るというぐらいの状態じゃないかなと思う。

-6日オリックス戦では西勇が最後の調整登板

いい投球をしてくれているけど、勝ちにつながってないんでね。もちろん打線の絡みがあるからさ。ただ、引っ張っていくというかさ。それは、いつも姿勢で引っ張っるっていう部分とプロなんで勝ちを付けるっていう責任というか、そういうものは持ってくれてるピッチャーなんで、そういうところをちょっと1回こっちの先発が鳴尾浜に変わったけど、状態自体はすごく上がってたんで、そこはやってくれるんじゃないかなと、ユウキが引っ張っていくという、投手陣を。そこは姿勢も勝ちっていうところもしっかり合わせてやってほしいなと思ってる。

-これまでも初戦を任されてきたが、後半戦初戦も。

もちろん、もちろん。

-侍ジャパンが決勝に行った。岩崎や青柳など見ていてどう思うか。

いや、見てられへんよ、気持ち的に(笑)。オレも経験してるしさ、お客さん入ってないからちょっとアレやけど、それがどうなんかっていうのは分からんけど。ああいういい場面で稲葉監督に使ってもらえている。青柳も結果的に使ってもらったし。優(岩崎)もね、昨日も同点追いつかれたけど、あの後、しっかり抑えたというところが流れが来たと思うし。そういうところではあいつら自身が本当に…。俺は北京でも野球やるの怖いなというような思いになったのは初めてだったんだけど。あいつらなりの感じたことがあると思うし。良いことも、ヤギみたいに打たれたこともチームにとってもプラスに、あいつらにとってもチームにとってもプラスになるし。青柳が違う部分で盛り上げたりとかね、そういうのもチームというところではすごく大事な部分なんで。そういうのをあいつがやってくれているというのは俺としてはうれしいし。ここまで来たからね、何とか最後まで勝って、日本の球界のためにも金で帰って来てくれるというのも応援することしかできないけど。

-彼らにとっても必ずいい経験になると

日の丸背負うというのは本当に今までとは違う。オールスターとか言うのはやっぱりお祭りというかそういう状況。真剣勝負で日の丸を背負うっていうのは…。栗原の犠打にしてもすごいことやし。特別な場所なんで。経験するかしないかは(全然違う)。

--梅野も必死にワンバンボールを止めている

普段からやっていることやけど、普段と同じことがなかなかできにくいところでもあるし、あそこで出た者しかわからない感じがあるし。

-選手と連絡を取った

リュウ(梅野)に関しては連絡を取ったけど。『ここからもう1戦頑張ってくれよ』というのと、終わってからのことがあるから。こっちも始まるしさ。そういうところでちょっと話しておいた方がいいなと思ったから。