大台到達の可能性は十分にある。巨人岡本和真内野手(25)が好調を維持して後半戦に突入する。前半戦は85試合で27本塁打、80打点でともに両リーグ最多。45本塁打135打点という驚異的なペースを記録している。このままケガをせずにシーズンを走りきれば、球団ではソフトバンク球団会長の王貞治氏、前DeNA監督のラミレス氏以来の「40本塁打、120打点」も十分に狙える。

エキシビションでも好調を維持してきた。7戦3発、計19打数9安打で打率は4割7分4厘。12日に東京ドームで行われた1軍練習の1カ所打撃では、見逃し三振と遊ゴロで2打数無安打も、三塁の守備で坂本が菅野から放った三遊間のゴロをダイビングで好捕。守備でも死角はない。岡本和は同日の練習後、「明日から1戦1戦、勝てるように頑張っていきます」とコメントした。主砲の記録的活躍がリーグ3連覇をグッと引き寄せる。【小早川宗一郎】