阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が長いトンネルを抜け出せずにいる。3点ビハインドの7回2死一、二塁で代打で登場。1発が出れば同点の場面だったが、フルカウントから祖父江の148キロ直球にバットが空を切った。今季143個目の三振に倒れ、甲子園は虎党のため息に包まれた。

これで自己ワーストをさらに更新する26打席連続ノーヒット。21日中日戦(バンテリンドーム)で安打を放ってから、8試合快音が響いていない。この日は29日広島戦(マツダスタジアム)に続き、今季5度目のスタメン落ち。全体練習が始まる約45分前から早出でティー打撃を開始し、糸井ら先輩野手とフリー打撃で打ち込んだが、実らなかった。

前カードの広島遠征ではサンズから身ぶり手ぶりのアドバイスを受け、矢野監督からも直接指導を受けた。浮上へのきっかけを探し必死にもがいているが、なかなか光が見えない。