中日福谷浩司投手(30)が2日、右足親指の骨折のため、出場選手登録を抹消された。8月31日の阪神16回戦(甲子園)に先発した際、3回2死一塁の場面で近本の打球が右足を直撃(投安)。その後も続投して無失点投球を続けたが、5回に突然乱れ、1死も取れずに5失点降板していた。

福谷は1日に名古屋市内の病院で検査を受け、骨折の診断を受けた。阿波野投手コーチは「簡単に1回飛ばし、とかいかない状況。彼はいろいろ考えながら常に試合に臨んでいた男。エキシビションマッチの期間をうまく利用して、内容、きっかけをつかんだだけに残念」と、話した。

9月7日から中日は9連戦を迎え、1日挟んで10連戦が続く。福谷は大野雄、柳、小笠原と並ぶ先発4本柱と期待していただけにローテ再編が急務。与田監督は「いろいろ考えて組み替えていく」と、頭を悩ませていた。

また、1日の阪神17回戦で8回に5番手登板し、下半身の違和感で途中降板した祖父江は、この日の練習に参加。キャッチボールなどを無難にこなした。与田監督は「昨日の時点では少し痛みがあった報告だった。今日は比較的大丈夫そう。明日以降も様子を見ながらやっていきたい」と説明。登録は抹消せず、1軍同行を続けながら状態を確認する。