鬼門にまたも阻まれた。楽天先発の則本昂大投手(30)が5回5安打5失点(自責4)と崩れ、ペイペイドームで自身8連敗となる今季5敗目を喫した。

1回、先頭牧原大に初球直球を右翼席へ運ばれ先制被弾。なおも1死一、二塁でデスパイネを遊ゴロに打ち取るも、小深田の悪送球の間に、この回2点目を失った。

2回以降は立ち直り、4回まで無失点に抑えた。だが5回無死一、二塁の場面で、柳田に初球のフォークを捉えられ、痛すぎる3ランを浴びた。「違う入り方があったかなと思います。状態は悪くはなかったです。ホームランが余計でした」と顔をしかめた。

同球場では16年7月8日の勝利を最後に、11戦白星なしとなった。

▽楽天石井GM兼監督(5敗目の則本昂に)「うちの主力投手として、しっかりとプライドを持って今日のマウンドに上がってくれたか、と。持っているなら結果はしょうがない。ただ、同じ失敗を繰り返さずに、次の登板に期待したい」