阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、長いトンネルを抜け出せない。代打糸井が2点差に迫る適時打二塁打を放った直後。球場のボルテージが最高潮の中、6回無死二塁で代打で登場した。

巨人戸郷の内角高め直球を2球空振りし追い込まれると、最後は真ん中低めのフォークで空振り三振。「教科書通り」の攻めにあっけなく今季145個目の三振を喫した。

0・5ゲーム差で迎えた巨人との首位攻防戦で、4試合連続のスタメン落ち。勝負どころで起用されたが結果を残せなかった。これで10試合、28打席連続無安打と自己ワーストをさらに更新。前日2日には室内練習場で矢野監督、井上ヘッドコーチから直接指導を受け、この日の試合前にも新井コーチからアドバイスを送られていた。もがき苦み必死にバットを振り続けているが、霧はなかなか晴れない。

阪神ニュース一覧はこちら―>