楽天早川隆久投手(22)が5回5安打4失点で5敗目を喫し、日本ハム伊藤大海投手(24)との“ドラ1新人対決”に敗れた。

炭谷と今季初のバッテリーを組み、自身6月6日以来の白星を目指した。3回までは1四球無安打で立ち上がった。

だが4回、先頭西川に安打を許すと、二盗で1死二塁とする。近藤を追い込んだが、内角を厳しく突いた直球をうまく右翼線へはじき返され、先制適時二塁打。2死を挟み、佐藤にも適時打を許した。

5回に小深田の2点打で追いついてもらったが、その裏に先頭の8番石井に四球、清水に左前打。1死から西川に四球。野村は二飛に打ち取ったが、2死満塁から再び近藤に外角スライダーを中前へ返され、決勝の2点適時打を許した。

93球、プロ2度目の1試合3四球でマウンドを降り「逆球が多かったです。追いついてもらった後の失点ですね。先頭へのフォアボールが良くなかったです」と反省した。

初コンビの炭谷には「自分の悪いボールが良くなるような細工をしているように思えたので、後半はわりと修正できつつあったかなと思います。炭谷さんにうまくリードしてもらいました」と頭を下げた。近藤に2本の適時打を許したことには「メリハリが大事かなと感じました。特に2本目は満塁の場面で、もう少し強気に攻めたかったなと思います」と振り返った。

新人王を争う伊藤との対決への意識は「特にないです」とし「メリハリをしっかりとつけるところをやっていければと思います」と次戦を見据えた。